もじゃらのメモ

竹頭木屑

DQMSLの奇行から学ぶ心理学② 盤外戦術の謎

こんばんは、もじゃらです

ドクムを楽しんでるプレイヤーのみなさんに、少し反響があったようで嬉しく思います

 

 

さて、今回のお題は

 

上手くいかないプレイヤーはよく騒ぐ

 

本来ゲームは楽しんだもん勝ちなので、本来強い弱いなんて関係ありません。新しいモンスターが出れば使い方を考えたり、ガチャでピックアップをゲットしたり、勝敗以外の楽しみ方はいくらでもあります。

さて、ネットでの傾向としては、いろんな人と仲良くしてるプレイヤーや強いプレイヤーほど謙虚で、色々人間関係も上手くいかないプレイヤーは傲慢な傾向があります。ゲームでのバトルではなく、レスバトルが発展する光景はよく見かけます。

両プレイヤーの実態を考察してみたいと思います。

 

⭐️ダニングクルーガー効果

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ドクムに限らず多くの分野でその傾向が見られるのが“ダニングクルーガー”。面白いほど当てはまる内容になっています。

まずはこの曲線を、自分の経験を織り交ぜ、大きく4つに分けて紹介したいと思います。

 

①バカの山

少々の知識を得て得意になっている段階です。ドクムだと、悪魔使いの皆さんに憧れ、宝物王杯で悪魔パオンリーで英雄を獲ったとき。ドルマゲスが新生する前や、ライオネックがリーダーの時代。太古から使っていたプレイヤー、もしくは何でも使えるプレイヤーに比べて全く知識が及ばないくせに、一人前になったような気がしていました。完全な情報不足です。

 

②絶望の谷

知識の深さを知り、自信を失っている段階です。某悪魔使いが5タテなど快挙を見せる中、自分は某ドラゴン使いや自然マスターに交流戦で負け、自分の実力を知ります。この段階では悪魔パーティしか使えませんでした。

 

③啓蒙の坂

成長を感じ、自信を持ち始める段階です。交流戦で負け続け、拘りを捨てて本気で勝とうと、悪魔以外のパーティも使い始めました。悪魔も色々試しつつ、色々教わりました。

 

④継続の大地

適切な自己評価のもとで自信を持ち始める段階です。最適な動かし方を自分で理解して、知らないことは聞き、知っていることは教えられるようになりました。悪魔は難しいパーティだから未だに自信ないんですがね、

まあベヒーモスは引いてください。

 

次は現実の話で。

高校の頃。1年で部活レギュラーに選ばれ、3年生の力で全国に行くも2年に上がったら…ありゃ、

それからは本気で朝練に通いました。などなど。

 

こんな感じで、誰もがこんな経験をしていると思うんですよね。バカの山は恥ずかしいことではありません。人間が成長する上で必ず登らなければならない壁だと考えています。年齢が低い程、山を登れていないプレイヤーは多いのは自然なことです。

 

⭐️謙虚なプレイヤー

謙虚なプレイヤーは、ダニングクルーガー効果の③・④に当てはまります。③は自身を高めるために努力している段階ですから、経験を繰り返し助言を真摯に受け止め、だんだんと理解をしていきます。失敗を体験しているのは強みです。負けないと何が弱点か分からないですよね。④は謙虚なだけでなく、自信もあります。ネットで書いてあった情報、仲間が教えてくれた情報を鵜呑みにするのではなく、経験則やスパーから情報を取捨選択できます。新しい知識は謙虚に学び、自己判断する。だから、間違っていることは間違っていると人に教えらます。また、これはゲームの話に限りません。雰囲気の良いチームのリーダーなんかは、ドクムが得意でなくてもそのコミュニケーション能力から、仲間プレイヤーを楽しませる現実世界と絡んだスキルを持っているでしょう。謙虚な人は気持ちのいい人が多いし、自然と同じタイプの人が集まってきます。人が多いといいかは別として、集団の雰囲気がいいのは何にせよ最高。

 

⭐️傲慢なプレイヤー

といっても様々なタイプがあるでしょう。ひとつ例を挙げるとすれば、十傑レースがよく議論に上がりますね。

譲ってもらえるから獲れる!あんなの時間があれば誰でも獲れる!十傑はニートが獲るもの。価値がない!

と、獲ってない人が主張するもんだからツイッターは興味深いです。仮にそうだったとしても、実際にやってみないと分からないわけですね。経験をしてない状態、まさしくバカの山にいる段階です。正解は、十傑を獲得したそれぞれのプレイヤーに委ねられています。

面白いことに、大会、ランクエはそういうプレイヤーは少ないのですが、それに比べてGPはこの手のタイプが多いですよね。手軽にカイザーに到達できる参加のハードルの低さが、このような錯覚を起こさせているのだと推測できます。能力が低い人ほど自分を客観視できないので、勘違いしやすいわけです。

強い人でも傲慢な人はいますよね。そういう人は、ドクムに対しては非常にシビア。そして、精神面で強くなる可能性を秘めています。

 

⭐️一緒に登ろう

バカの山を踏破するに必要なものは、環境です。つまり、機会と集団。

対人グループに入ることで、様々な対戦する機会生まれますよね。また、切磋琢磨し合える仲間がいれば、挑戦する意欲が湧いてきます。こういった環境を自らの意思で探していくことが、山を越える近道です。

 

⭐️ダニングクルーガーは科学的根拠が乏しい

中には自前の頭の良さで全て解決してしまう、能力が高くて1人でも生きていける天才タイプもいて、そういった面からもダニングクルーガーは信用できないといった人もいます。

 

けど、かなりの人が当てはまってるんじゃないかなと思います。

天才はカッコいいけど、努力でもぎ取る勝利があってもいいと思うし、失敗を経験して成長していくのは達成感があります。

もしかしたら、こう考えた方が人間として成長できる、そういった経緯で生み出されたものなのかもしれませんね😳

 

⭐️エコーチェンバー効果

この人はいい年して何を言ってるんだ?正論だけど、思想偏りすぎてない?そんなプレイヤーを見かけることもあるかもしれません。人間なんて多様な生き物なんだから、違う意見があってもいい。それなのに、頑なに自分の考えを押し付ける。他の人の考えを否定する。それは、エコーチェンバー現象に陥っているかもしれません。

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エコーチェンバー現象とは、ソーシャルメディアを利用するとき、自分と似た思想・思考・をもつ人たちと繋がりやすいため、意見をSNSで発信すると自分と似た意見が返ってくるという状況です。

SNSの発達によって、簡単に人と繋がれるようになりました。能力不足が原因で、現実では所属集団から外れてしまった者でさえも、インターネットを通して新しいコミュニティを作り、社会的に満たされています。その際、上記の通り、同じ特性を持つ者同士で繋がってしまうと、自分の意見を支持してくれる集団が出来上がります。見たくないものを自動的にシャットアウトする、“フィルターバブル”という情報操作の環境もあり、これで完全な裸の王様が出来上がるわけですね。

 

⭐️差し伸べられた手に気付けるか

どんな意見も受け入れろ!とか認めろ!とかそういったことを言いたいのではありません。思想の偏りは情報を失っている状態です。色んな考えを知っておくといいと思います。また、客観的に自分を省みる機会を設けると、よりなりたい自分に向かえるということを伝えたいです。社会に出て身につく能力もありますし、今焦る必要はないのかもしれませんが、色んな人が発信する耳が痛い批判をシャットアウトすると、頭は凝り固まりますね。

 

⭐️ネットは顔が見えないだけの社会

公共の場で同じようなことができるの?ネットではえらい饒舌だけど、それ本人に直接面と向かって言えるの?言えるなら問題ありません。それなら実際に会うといいと思います。ネット越しにツイートする発言は現実と同じものでなければ、なりたい自分とは言えないでしょう。

学校や家庭を思い出してください。嫌なことをしたら喧嘩になって殴られたでしょう。バブられたでしょう。今の時代、そういった経験も少ないかもしれませんけど。

冗談の通じる仲間内でやるのは全然OKですよね。ただ、公共の場は全ての人が不快にならないとは限りません。

本当はみんな素直な自分があって、ネットだと暴走するんです。きっと。

 

 

⭐️愛おしいバカの人たち

どんな人もはじめはうまくいかないものです。今どんな凄腕プレイヤーだって初心者の時期があったし、全てのパーティを自力で考えた人はいないでしょう。誰もがはじめ、バカの山を登るんです。山を降りた人たちは、きっとバカの山にある人たちに嫌悪感情を抱くこともあるでしょう。しかし、もしかしたらその人たちは、未来の仲間かもしれません。自分たちもそれを登った。そう思うとかわいく見えてきませんか。みんなドクムが大好きなんです。ドクムプレイヤーに説教を垂れるあの人も。一生懸命作ったパーティを否定してくるあの人も。十傑に対して幻想を抱く人たちも。自分はそういった人たちも好きです。ドクムちゃんとやってるなら。

 

⭐️単純な妬み・虚栄

こればっかはもうね。寂しがりやなんです。今回は取り扱いません。

 

😈まとめ

うまくいってない人は山を登っている最中です。結局のところ、謙虚な自分でいたいか、傲慢な自分でもいいのか、そんなことは自分で決めることです。1つ言えるのは、これは現実でも同じだと思います。ゲームを楽しめる人は現実でも楽しめますしね。大勢の人と仲良くしたいわけじゃなくても、自分の可能性を狭めないためにも視野を広げるとよいでしょうね。尊敬できる人を見つけたら、すぐうまくなることでしょう!

 

👼🏻最後に

ネットリンチがどれだけ横行しても、やばいTikTokがなくならないのと同じで、どれだけ批判をしたところでバカの山を登る人は0にはなりません。必ず最初は登るのだから、見かけてもそれは登ってる最中です。

そんなわけで、いなくならないと分かれば愛していたいです。そのプレイヤーが自分に気付けたときは、スーパースターになるかもしれませんからね。

そんな自分もまだまだ頑張り途中です。一緒に頑張りましょう!